私はメルカリ認定講師として、メルカリ教室を開催しています。
今は新型コロナウイルスの影響で中止をしていますが、落ち着いたらまた再開します。
開催日時は平日のお昼ごろ・・・なので参加される方のほとんどが仕事をリタイアされた年配の方です。スマホの扱いすらもおぼつかない
それでもメルカリにチャレンジしようという向上心の高い方たちばかりです。
「今日、メルカリ教室に参加されたのは何故ですか?」の質問に年配の男性が
「メルカリを通して社会と繋がりたい」と答えて下さった事があります。
この言葉に私の目的の全てが詰まっています。
開催場所は、OPENしたばかりの地元のカフェ&ビアスタンドのコミュニティスペース、おしゃれな外観で「ここは異国のバーかしら?」と思わせるような素敵な場所です。
参加人数1回10名ほどの少人数制ですが、私一人で切り盛りするには少し大変。
ドタバタしている私の姿を見てか?生徒さん同士で一緒に問題を解決したり、情報交換し合ったり、冗談を言い合ったりと笑い声の絶えない、とても素敵な空間となっています。
メルカリ教室は「出品体験編」という事で、初級講座となっています。
出品までの流れをワークショップ形式で学びますが、実際は生徒さんにとってはこの先・・・「売れたあと」が心配な人が多いのです。
「売れたらどうしよう・・・」
売りたいのに、売れたら困る。そんな言葉が聞こえてきます。
もちろん売れた後の流れも学びますし、テキストの中身も充実している。
それに、困ったらアプリを開いて「メルカリガイド」を見ればほぼ解決できる。
それでも不安。
私は今までは、隔週で月2回の開催スケジュールでしたが、次回からは毎週開催することにしました。その理由は生徒さんの「先生、来週もここに来れば会えますか?」の言葉です。
この時間にこの場所に来ればいつも先生がいる。困った時は聞きに来れる。
それだけで生徒さんの不安はだいぶ解消されます。それに、毎週通いたくなるようなアットホームな雰囲気があるのかもしれません。
「今日楽しかったから、次は奥さんも連れて来たいんだよね。」とか「息子に、お母さんでも出来たよって自慢したいのよ」とか「趣味の手芸がお小遣いになれば嬉しいわ」「こんな場所があってよかった」など嬉しい言葉が飛び交う中、ふと思います。
ここは、単なる「教室」ではなく、「街のコミュニティ」なんだって。
参加される生徒さんは、ご近所さんも多いので地元話しでも盛り上がります。
はじめて会った人同士でも、メルカリというツールを通して共感が生まれ、暖かい空気を作り出してくれます。
メルカリの特性上、出品するモノは今まで使っていた(または誰かにもらった)モノ。そのモノには想い出がありストーリーがあります。そのストーリーが共感を生むのかも知れませんね。

